アシガール漫画11話/2巻ネタバレ！全巻無料で読む方法・公式アプリ活用法も解説

ついに若君から呼ばれた「ふく」こと唯。

待ってましたとばかりに『はい！！』と返事をして、すぐさま若君の傍まで駆け寄ります。

近いな、と言われても気にせず若君を凝視。

（やっぱりなんてステキなの！！）

と、唯は改めて若君の顔に見惚れてしまいます。

すると若君が、『ふくは戦が嫌いか？』と突然尋ねてきます。

虚を突かれた唯でしたが「そんなの当たり前じゃないですか」とすかさず返答。

すると若君も「私もできれば戦はしたくない。」けど・・・

戦を避けるためには戦に勝って誰よりも強くなるしかない。またすぐに高山とも戦になるだろう

と胸に秘めた思いを語り始めます。

高山が羽木家を滅ぼすことを知っている唯は、『今回は勝ったけど、もしかしたら次で若君様はやられてしまうかもしれない』と急に不安な気持ちになります。

次の満月で帰ったらもう諦めようと思っていた唯でしたが、やはり若君をみすみす死なせることはできません。

唯は改めて、若君を守り抜く覚悟を決めます。

そんな唯の不安な気持ちを察したのか「私は負けないから心配するな、まあ飲めよ」と若君はお酒を勧め、唯は勢いよく飲み干します。

しかし、かなりキツかったのか、唯の顔はみるみる真っ赤に。

それを見た若君は、『はっはっはっは』と大笑い。

唯は恥ずかしくなりますが、若君が笑っていることにとりあえず安心します。

その後も唯は若君と楽しく語らい合い、部屋に入る前の緊張は消えかけていましたが、風でめくれた簾の奥に布団がちらりと見えて、再び緊張しだします。

すると、今の自分が若君の近くにいることに改めて気付き、この後の展開を想像すると急に不安に。

これまでデートすらしたことのない自分が、いきなり男の人と一緒の布団で寝るなんて…。

いくら若君でも無理だ、と思った唯は「もう遅いので今日は失礼します」と言って、顔を真っ赤にしながら部屋を去ろうと若君から少し距離を取ります。

すると「風が気持ちいいからこっちに来いよ」と若君は唯を縁側に誘います。

しかし、唯は緊張して若君の近くにはとても行けません。

いや、でも…、となんとかごまかそうとしていると

「心配するな、そんなに怖がっているやつに何かしたりはしない」と、唯の気持ちを見透かしている若君から優しい一言。

それを聞いた唯は安心して、若君の傍に移動します。

すると若君は、「どうだ歌でも詠んでみないか」と唯に提案。

歌は苦手なんですけど…、と言いながらも唯は知っている歌を披露します。

しかし、若君の言う『歌』は和歌のことで、そうとは知らずに唯は『とても陽気な曲』を歌います。

若君は呆気に取られながらも、歌が終わると大笑い。

そんな若君を見て、（何やっても笑われるな）と、唯は心の中で思うのでした。

そうこうしているうちに夜は深まり、若君はあくびをして「私は休むがお前も来るか？」と唯を布団に誘いますが、唯は急に恥ずかしくなり、受け答えがしどろもどろに。

すると若君は「まあ、覚悟が出来たら来い」と言って、先に布団に入ってしまいます。

ですが、そんなことを言われても、唯にはそんな勇気は全くありません。

どうしようか迷い若君の様子を覗くと、寝息を立ててすでに寝ています。

からかわれた！と、恥ずかしくなる唯ですが、ふと

「入れ替わってることがバレたらマズいから、若君が寝たらそっと出てくるんだよ」

という、あやめの言葉を思い出し、とりあえず唯は部屋を出ることに。

去り際に『私っ、絶対守りますからね！！』という言葉を残して唯は閨を後に。

すると、若君は目を開け、身体を起こして『面白い…』と呟いたのでした。