アシガール漫画15話/3巻ネタバレ！全巻無料で読む方法・公式アプリ活用法も解説

現代に帰ってきた唯は、早速尊に事情を説明。

千対三千という圧倒的にふりな状況を聞いた尊は、「そんなの勝てるわけないからもう戦国時代には行かないほうがいいよ」と忠告します。

しかし、唯の決意は固く『わしも決して戦は好まぬがいざ出るとなれば臆することはない。』と、胡坐をかきながら凛々しい顔で宣言。

唯のその姿に「おかしくなって帰ってきたなぁ」と呆れる尊。とはいえ、このまま唯を行かせてもどうしようもないので、なんとか手を考えます。

毒ガスや爆弾のような殺人兵器は使いたくないし、三千人を瞬間移動させることもできません。

とりあえず、尊は状況を知ろうと考えて唯に尋ねますが、唯は何も把握しておらず情報はゼロ。

持たせてあったでんでん丸も、唯は戦ではまだ使っていないこともわかりました。

とりあえず、唯が言った「ビビらせる」という方向で、あと１ヶ月考えることにします。

唯もその間に、少しでも情報を集めようとするのでした。

翌朝唯は学校に行きますが、心はここにあらず。

現代に帰ってくれば何とかなると思っていましたが、友達の言葉に返事もしないほど集中して考えても策はまったく思いつきません。

そうこうしているうちに授業が始まり、日本史の木村先生が教室に入ってきます。

唯はその顔を見た瞬間、木村先生が”郷土史研究の有名人”だったことを思い出し、授業後に直接話を聞きに行きます。

すると、さすがは木村先生。野上衆のことを聞くと、詳細な資料を出して説明してくれます。

なんでも野上衆というのは、羽木家の台頭で山中に追いやられた一族とのこと。

羽木に恨みを持っており、正確な記録はありませんが「高山と野上衆が手を組んでも不思議ではない」そうです。

それを聞いた唯は一層気持ちが高ぶり、「早く高山に勝つ方法を教えてください！」と、先生に詰め寄ります。

唯の異常なまでの執念に困惑する先生ですが、当時の地図を取り出して

・縦に密集した陣形を取って敵陣の中央を貫く戦略

・あと五百ほど兵がいれば奇襲攻撃を仕掛けられること

も教えてくれます。

けど「実際は兵は千しかいないんですけど」と唯が言うと・・・

なら包囲されて全滅かなぁ、と先生。

唯は思わず『こら！！　木村ァ！！』と、心の中で激しいツッコミを入れるのでした。

家に帰った唯は、尊に状況を説明しますが、話を聞いた尊は「考えてはみるけど、正直諦めた方がいいと思う。歴史を変えるなんて無理だよ」と唯を諭します。

しかし唯は、『大丈夫！お互い諦めずに頑張ればなんとかなるよ！』と、全く諦めません。

その言葉どおり、唯は翌日からの部活に全力で取り組み始めます。

その姿を見た顧問の先生や部活仲間は気味悪がりますが、唯は気にせず一心不乱に走り続けます。

次の満月まで一週間を切った日曜日。唯は、夜遅くに帰ってきた尊に『日曜なのに一日中どこ行ってたの？』と尋ねます。

すると尊は、「サッカーの試合を見に行ってアイデアを練ってきたから大丈夫」と言って、実験室にこもってしまいます。

不安になりながらも「わかった」といって唯は尊を信じることに。そして、アッという間に満月の夜を迎えます。

今回はボディーソープを持参して、いつでも若君に抱きしめられる準備をする唯。そのシーンを想像すると、にやけが止まりません。

すると、やつれた顔の尊が部屋に入ってきて、完成した発明を唯に渡します。

その名も「まぼ兵くん！」。どんな力があるのかはよくわかりませんが、唯は尊に感謝してそれを受け取ります。

そして、タイムマシンを起動させ、再び戦国時代に飛んでゆくのでした。

戦国時代に戻ってきた唯は、さっそく自軍の陣地に戻ります。

そして、悪丸にまぼ兵くんを渡して、指示通りに使うように伝えます。

とりあえず『わかった』と悪丸は言いますが、その反応の薄さに唯は『本当にわかってるの？』と少し不安に。

さらに、何千人もの人がいるとは思えない静けさにも、小さくない不安を抱くのでした。