アシガール漫画16話/3巻ネタバレ！全巻無料で読む方法・公式アプリ活用法も解説

いよいよ戦が開始し、鉄砲の音があたりに響き渡ります。

そんな中、若君は、私が先陣を切って敵の中央を崩しにかかる！と、力強く宣言。

しかし、それは自分から鉄砲の的になるようなもので、あまりにも危険すぎます。

家臣もなんとか引き留めようとしますが、若君の決意は固く制止を振り切って疾走。

そんな若君を唯が見過ごせるわけがなく、全力で走って誰よりも早く若君に追いつきます。

後ろから追いかけてきた唯を見て若君は、「私を止めようとしているなら無駄だぞ」と釘を刺しますが、「止めはしないので私も連れて行ってください」という唯の言葉を聞き、ほう、と感心。

そして「私は今から敵の本陣に突っ込むがお前も来るか？」と、唯に覚悟の有無を尋ねます。

唯の答えはもちろん、イエス。

『っシャアアアアアア！！！』という叫び声と共に、二人は敵の本陣に突撃していくのでした。

一方敵陣では、羽木家の御曹司である若君が乗り込んできたことに驚き、首を狙う足軽が「私が奴の首を取る！」と我先にと詰めかけます。

その言葉を聞いた唯は激怒。

させるかぁぁ！！と、でんでん丸から大量の電気を放出して、敵の軍勢を一気にしびれさせます。

その様子を見た敵の兵士たちは、何だこれは！？と一瞬ひるみますが『おのれ！』と、すぐさま反撃。

唯も至近距離に槍を突き付けられますが、間一髪かわして若君が一太刀で仕留めます。

その光景を見た唯は、止まったら死ぬ！と思い、全速力でとにかく走ります。

なんとか山の方まで逃げてきた唯と若君。しかし、後ろを見ると、追手はしっかりと付いてきています。

それを見た若君は、『もうよい止まれ』と、唯を止めて

「ここまで頑張ったがこの先は行き止まりだ。敵にやられるくらいなら私は自分で腹を切る。」と、自決の覚悟を決めます。

それを聞いた唯は大仰天。「何言ってるんですか！ダメダメ！」と言って、再び走り出します。

そう、まだ唯には奥の手の「まぼ兵くん」が残っているのです。

しかし、まぼ兵くんは悪丸に託しており、今のところそれは使われていないので、唯は一層不安になります。

そのころ当の悪丸は、唯から渡された『まぼ兵くん』を嬉しそうにじっと見つめています。

しかし、唯からこれを使うように頼まれていたことを思い出し、スイッチを押して『まぼ兵くん』を起動。

すると、突然目の前に何万人もの人が現れ、驚きのあまり悪丸は気絶してしまいます。

実は、その人たちはただの映像で、実際に現れたわけではありません。

そう、まぼ兵くんは空中にホログラムを映すアイテムだったのです。

現代人が見れば仕組みはすぐにわかってしまいますが、この時代の人々には、突然目の前に大勢の人が現れたようにしか見えません。

ちなみに、映している映像は尊が見に行ったサッカーの試合のスタンド映像。

何万人もの人が応援歌を歌っている映像は迫力が桁違いで、追手も『羽木家の援軍が来た』と完全に勘違いして、慌てて逃げ帰ってしまいます。

それを見た唯は、助かったぁ…と、緊張から解放されて膝から崩れ落ちてしまいます。

若君は何が起きたか全くわかりませんが、唯が何かをしたのではないかと疑い、尋ねようとしますが…。

手のケガのことを唯に指摘され、うやむやになってしまいます。

現代から持ってきた消毒液を使って、若君の手当をする唯。すると突然、若君が唯のアゴを指で掴み、上を向かせてきたのです。

唯は『こっこれは目をつぶるのか！？　目をつぶる場面か！？』とテンパりながらも、そっと目を閉じて若君のアクションを待つことに。

しかし、若君は『ふく…？』とだけ言って、唯の顔をじっと見つめてきたのです。

『ほげぇえええ！！　バレた！？』と幸せから一転する唯。一気に大ピンチに陥るのでした。