アシガール漫画20話/3巻ネタバレ！全巻無料で読む方法・公式アプリ活用法も解説

ある日、唯は仕事の休憩中に馬番の仲間たちから『高山家から和睦の申し入れがあった』という噂を聞きます。

史実では羽木家は高山に滅ぼされることになっていたので、これで歴史は変わったのかな…？と、少し安心します。

すると突然、『唯之助！！お前何をやったのじゃ！！』と唯は馬番の仲間から叱られてしまいます。

唯には身に覚えが全くないので、何のことですか？

と、聞き返すと、若君が自分を部屋に呼んでいると聞かされ、唯の目は一気に輝きます。

しかし同時に、若君に自分が女であることがバレそうになったことを思い出し、急に不安に。

若君のもとに行くと『おお参ったか唯之助』と、若君が笑顔で迎えてくれます。

その笑顔を見た唯は、今日もステキだな～、とウットリ。

すると案内役の与七郎に、控えろ！と言って、蹴り飛ばされてしまいます。

それを見た若君は、やめろ、と言って与七郎を咎め、唯と二人きりにするように言います。

二人きりになると、若君は唯の顔をじっと見つめたまま。

不思議に思った唯は、「何か御用でしょうか..？」と若君に質問。

すると、『こちらへ参れ』と言われたので、嬉しくなった唯は駆け足で若君の隣に座ると、若君は紅梅餅という菓子を出してくれました。

戦国時代で甘いものは滅多に食べられないので、唯は大喜びで餅を頬張ります。

そんな唯の様子を若君は微笑みながらじっと見つめているので唯は、何かヘンだな…、何で私は呼ばれたんだろう？

と、変な緊張感に包まれます。

何とか話をしようと思い、先ほど聞いた高山との和睦の真偽を質問。

すると若君は、その話は本当で反対する者もいたが

• 自分が和睦の席に出ることになったこと
• 反対している強硬派は、この機に高山を潰してしまおう

と考えていることを教えてくれます。

それを聞いた唯は「和睦は絶対にしないとダメですよね」と、唯らしい意見を言いますが…。

それに対する若君の返事は『ところでまだ腹は決まらぬか』という、あの夜を思い出させる、何とも意味深なもの。

そして、急にそんなことを言われたものですから、唯は「ええええええ！！！？？？」と、飛び上がって驚きます。

それってどういうことですか…？

と、唯が尋ねようとしたそのとき、『何をしているんだ無礼者！』と、小平太が怒鳴りながら近づいてきました。

助かった…、と、唯は一目散に逃げだします。

しかし、小平太が鐘ヶ江の娘からまた手紙が届いていることを若君に告げると、唯は足をピタッと止めて、手紙を恨みがましい目で見つめすぐにまた走り去るのでした。

走りながら唯は、鐘ヶ江の娘が若君と文通していることを気にしつつ…。

自分が女であることがバレていることが頭から離れず、まだ腹は決まらないのかという若君の言葉がフラッシュバックして顔は真っ赤に。

恥ずかしすぎて、藁の中に頭から突っ込みます。

すると、藁の外から「忠清」という言葉が聞こえてきたので、なんだ？と思って覗いてみると、如古坊と知らない男が、いかにも怪しい雰囲気で話をしているではありませんか。

しかし、ところどころしか話が聞こえず、何の話をしているかハッキリわかりません。

なので、しびれをきらした唯は『何の話してるんですかぁ？』と、藁から顔を出し、二人に尋ねます。

驚いた二人は、何でもない！と言って、すぐにその場を後にします。

結局、何の話かは分かりませんでしたが、良くない話をしていたであろうことは唯でも分かったので、唯は言い表せぬ不安に襲われるのでした。

その後成之のもとに戻った如古坊は、唯に話を聞かれてしまったことを成之に報告。

それを聞いた成之は、何をやっているんだ、この役立たず！と、如古坊を叱責。

動揺する如古坊は、今夜中に自分で片をつけると言いますが、和睦の前に城内で騒動が起きるとまずいと考えた成之は、唯の始末は和睦の後で、ひとまず唯を見張っておくように、如古坊に命じます。

そしていよいよ和睦の日。

今回は輿に乗って移動するため馬の出番はなく、当然馬番の唯の役目もありません。

しかし、唯はどうしても若君を守りたいので食い下がりますが、どうにもなりません。

そして、ついに若君が輿に乗って城を出ます。

すると、列の中に、以前如古坊と怪しげな会話をしていた男が紛れており、聞けば高山の使者というではありませんか。

これは確実にまずいと思い、若君に危機を知らせようと駆けだしますが、突如現れた如古坊にみぞおちの一発を食らわせられ、唯は気を失ってしまいます。

如古坊は気絶した唯をこっそり運び、藁の中に突っ込みます。

そしてそこに成之が現れ、不敵な笑みを浮かべるのでした。