アシガール漫画6話/1巻ネタバレ！全巻無料で読む方法・公式アプリ活用法も解説

『かぎみさまあああ』突然、聞こえてきた叫び声に驚きますが、すぐにそれが唯であることに気づく尊。

当の唯は勢い余って、おもいっきり壁に激突しますが、ひとまず無事であることに、尊はほっと胸をなでおろします。

そして、一ヶ月家を開けたことか心配な唯は一刻も早く元気な姿を見せようと、父と母の元に走っていき『ただいまーっ！！愛娘が無事に帰って参りましたーっ！！』と涙を流しながら父と母に顔を見せます。

しかし父と母は、何言ってんの？と、かなり温度差のある反応。

唯が困惑していると「そんなことより早く食べなさい」と目の前にタイムスリップ前の夕食だったはずのステーキを出され、もう何が何だかわかりません。

しっかりステーキを平らげた後に尊に話を聞くと、唯は自分がこの時代から姿を消していたのはたった3分間であったことを説明されます。

あまりに突拍子もない事実に、はあ！？と声を上げる唯ですが、尊はタイムマシンの時間は月の公転数で設定しており、一ヶ月も姿が消えることはないと説明。

確かに大事にならずに済んだことは良かったのですが、戦国時代での出来事が全く無かったことにされている今の状況に、唯は一抹の淋しさを覚えます。

そして、翌日からはタイムスリップする前と同じ日常が始まりました。

学校に行って授業を受けて友達と喋る、何も変わらない日常。

変わったことと言えば一日2食に慣れたことが原因で、お昼の弁当を残すようになったことぐらい。

そんな唯の様子を見て友達は「どうしたの？恋煩い？(笑)」と、からかいながら聞いてきますが、その瞬間唯は

若君に会ったとき私はこの人に出逢うために今まで生きてきたのだと分かった

と、若君のことを思い出して涙を流します。

突然泣きながらとんでもないことを言い出した唯に、呆気に取られる友達。

さらに、相手の名前は「羽木九八郎忠清」という大河ドラマの登場人物のような名前で、全くピンときていません。

しかし、一人だけ思い当たる節がある子がいて、唯はその子から

羽木家はこの土地の戦国武将で、そのことを日本史の木村先生がよく話している

ということを聞き出します。

さっそく木村先生のもとに羽木家のことについて聞きに行くと

羽木家は戦に敗れ黒羽城と共に滅びたこと、羽木九八郎忠清もその戦で亡くなったこと

その戦は唯がタイムスリップした永禄二年であったことを教えてもらい

若君はあと十ヶ月以内に死んでしまうことを唯は知ります。

それを知った唯はすぐに学校を出て、授業をサボって黒羽城の跡地へ。

今は交差点に小さな石が置いてあるだけの黒羽城跡地。

これまで何度も訪れた場所ではありますが、タイムスリップしてから改めて来てみると様々な感情が湧き出てきます。

それと同時に、その石を見ていると若君の笑顔や優しい言葉を思い出し、『やっぱり好きだなぁ』と唯は一人で体をくねらせます。

しかし、若君はもうすぐ殺されてしまう。

そう考えると唯はいてもたってもいられなくなり、全力疾走で家に帰り、尊に「次の満月になったらまたタイムマシンは使えるのか」と尋ねます。

「確かにあと数回は使えるよ」という言葉を聞いた瞬間、唯は再び戦国時代に行くことを決意。

「今回戻ってこれたのはラッキーだから止めなよ」と尊は唯を引き留めますが、唯の決意は変わりません。

若君を救うために自分の意志で戻るんだと、力強く宣言するのでした。