アシガール漫画7話/1巻ネタバレ！全巻無料で読む方法・公式アプリ活用法も解説

具足を装着して準備万端の唯。

本当に行くんだね？という尊の言葉にも「行くよもちろん」と即答します。

しかし唯のことが不安で仕方がない尊は、「どうやって若君を守るんだよ」と唯に確認。

戦で手柄を立てれば若君様に気に入られて無くてはならない存在になるよ！

と、唯は、ニヤケながら能天気にそう答えます。

さらに唯が『お米、お菓子、ゲーム』といった全く戦の役には立たないものばかりを持っていこうとしていたので、尊は一本の刀を唯に渡します。

その名も「秘剣でんでん丸」。突然の刀の登場に、日本刀！？いらない、いらない！！と、ビビりまくる唯。

しかし、その刀は普通の日本刀ではなく、なんと触ったものに電流が流れる刀型のスタンガンだったのです。

しかも、流れる電流の方向も変えられるうえに、直接触った敵だけでなく離れた敵にも電流を飛ばせる、超便利な機能付き。

唯は強力な武器に「すごいじゃん」と感心。

さらに、尊は薬と栄養剤も持たせてくれます。

そんなところまで気が回らなかった唯は、尊に感謝しっぱなしです。

すると、かしこい尊がいれば百人力だと思ったのか、唯は「一緒に戦国時代に来てよ！」と尊に頼みます。

しかし、残念ながらタイムマシンで運べるのは一人だけ。

それを知って、え～っ、と唯はガッカリ。

そんな唯を見て「まさか若君を連れてくるつもりじゃないよね？そんなことしたら、消滅する可能性もあるから絶対ダメだよ」と尊はしっかりと釘を刺します。

思惑がバレて唯は残念がりますが、『ま、とにかく頑張ってみる』と言って、躊躇なくタイムマシンを起動させます。

尊は慌てて、次の満月には必ず帰ってくることを念押し。

「戦にも気をつけてよ」と言葉をかけますが、当の本人は若君のことしか考えておらず

『どーしてあんなに能天気なんだろう……』と、消えて行く唯を見送りながら、尊は一人呟くのでした。

唯が目を開けると、目の前には黒羽城が。ついに、戦国時代に戻ってきたのです。

そして、真っ先におふくろさまの家に戻ります。

久しぶりの再会にテンションの上がる唯ですが、おふくろ様にとっては、今朝見送って夜に帰ってきただけなので「おかえり」とリアクションは薄め。

現代に帰ったときと同じく温度差に淋しさを感じつつも、気を取り直して、おふくろさまには現代から持ってきたお米を、三之助と孫四郎にはお菓子を渡します。

すると、『この　たわけがっ！！』と恐ろしい顔をしたおふくろさまに、いきなり詰められてしまいます。

喜んでもらえると思っていた唯は、驚きを隠せません。

そんな唯を尻目に「この米はどこから盗んできたのだ」こんなに良い米は見たことがないと、おふくろさまはさらに唯に詰めよります。

奮発して良いお米を買いすぎたことが仇になってしまった唯ですが、なんとか必死に説明して、盗んだものではないことを理解してもらいます。

するとおふくろさまは、『明日村中の家に米を配るからそれを伝えてこい』と、三之助に命じます。

それを聞いた唯は、「そんなことしたらお米なくなっちゃうじゃないですか」と言いますが、おふくろさまは『心の狭いことを言うな』と一喝。

そして「うちは貧しい村だから皆で助け合わないと生きていけない。人は助け合いだ」と唯を諭します。

言ってることは正しいけど、おふくろさまたちのためにお米を買ってきた唯としては、なんとなく納得がいきません。

そして翌日、村の者に気前よく配ったことで、結局手元には一食分のお米しか残りませんでした。

不満そうに唯が歩いていると、村の女性から声をかけられます。

立ちどまって話を聞くと、お米をくれたお礼に瓜をたくさん分けてくれる、というではありませんか。

さらにそこに、別の村人が歩いてきて、これまた米のお礼に大きな鯉を一匹、唯に分けてくれます。

村人たちの優しさや助け合いの精神に唯は感動しますが、同時に、お米を配ることを渋っていた自分の器の小ささを反省するのでした。

みんなで話していると、そこに一人の青年が走ってきます。

今度は何をくれるんだろう、と邪な想像を膨らませる唯。

しかし、青年が持ってきたのは食べ物ではなく、回状。

回状とは『お城からの出陣命令書』のことで、それが来ると村の男は足軽として戦に出陣しなければならないのです。

（それじゃいよいよ戦が始まるんだ！！）

と、唯の心は高ぶります。

唯は、食べ物のお礼を行うと、全速力で走り出すのでした。